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「オープンループ」レーザトラッカ（2次元）で，自動追尾機構を持つレーザトラッカを用いなくても，数値制御された旋回軸と，レーザ干渉計だけを用いて，同じ測定を行う方法を提案しました．ここでは，その基本的なアイデアを3次元に拡張するため，旋回2軸に，レーザ干渉計を取り付け，3次元計測を行う「オープンループ」レーザトラッカの試作機を製作しました． 大型の加工機で測定実験を行い，約1メートル立方の範囲内で，工作機械の「誤差マップ」が測定しました．自動追尾機構がなくても，同等の測定精度が達成できることを示しました．（2014年3月） >> 関連論文： JE31, CE56, CJ72, CE51  
図1: 「オープンループ」レーザトラッカの試作機を使った実験の様子．大型の5軸加工機の3次元空間精度を測定しています．主軸に取り付けたキャッツ・アイ反射鏡の方向に，レーザ光が向くように制御します． 
図2: 「オープンループ」レーザトラッカの試作機による測定結果の例．指令位置（黒丸）に対する，実際の工具端の位置（赤丸）を，誤差を拡大して表示しています．立方体状の指令軌跡に沿って機械を動かしたとき，実際の機械がどのように動いているかが，3次元空間内の軌跡として観察できます． | |||||
