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    自動車のカーナビゲーションシステムなどに用いられているGPS測定装置は,複数の衛星と装置との距離を測定し,3点測量の原理を用いて装置の位置を同定します.この原理を応用して,レーザトラッカというユニークな測定装置を,工作機械の空間誤差の評価に用いることを目的に研究を行っています.ターゲットの3次元空間内での位置を直接測定できるレーザトラッカ装置は,空間誤差の評価のための究極の測定装置であると考えています.また,5軸制御加工機の精度評価への応用も検討しています.     本研究では,産業技術総合研究所の開発したレーザトラッカ装置を使用しています.   >> 関連論文: JE20, CE46, CJ55, CE42, CJ36       図1: 産業技術総合研究所の開発したレーザトラッカです.象限検出器を用いてターゲットの移動を検知し,球面モータで鏡の向きを変え追尾します.右は実際にマシニングセンタ上で測定している様子です.       | |||||